「心が金属疲労」

東洋経済オンラインの老人の暴力に関する記事だが、おもしろい表現があった。

4つ目の社会変化は、顧客本位主義である。感情労働が営業上有効と気づいた企業は、職員に「お客様の王様扱い」を強いる。この結果顧客が感情労働を当然視し、尊敬を強要する心理が広まる。また、すべての人が王様になるなら、すべての人が召使にもなることに注意が必要だ。顧客の立場で王様の扱いを要求する一方、自分が働く際は、召使の感情労働を強いられる。この振り幅を繰り返すうち、心が金属疲労を起こす。プライド過剰な高齢者では、特にストレスが大きく、時に心が破断する。