イルカの絵のラッセン

現代美術とかには興味はないが、ラッセンとかを美術方面の人がどう思っているのかというのはおもしろいかもしれん。

ラッセンとは何だったのか? ─消費とアートを越えた「先」

ラッセンとは何だったのか? ─消費とアートを越えた「先」

この本自体は、まるで意味ない文章が多い。ラッセンの絵が芸術として相手にされるようなものでないのは分析しなくても明らかではないか。それでもラッセンに関する状況はいろいろ分かった。なかなか興味深い。(パチンコの題材にまでなっいぇいるのは知らなかった。)
google:CRラッセン
まちなかで客引きが販売しているのは全部アールビバンという会社がやっているらしい。この会社は JASDAQ 上場だが、売上が一貫して下降していっているうえに、変な事業拡大をしている。借金もなく、増資も全然していない。株を持っているのは関係者が殆どのようだ。昔は儲かったのか現金はあるようで、いわゆる割安株である。精算するのが一番簡単のように見える。ひょっとして、ラッセンで儲けて次がないということなのだろうか。上の本によれば、ラッセンが一番売れたのは90年前後ということなので、バブルに滑り込んだということかも。
それにしても全然知らなかった世界だ。